ひとりっ子の男の子が幸せになれるのか心配しているママへ
ひとりっ子の男の子の将来を心配するママは結構います。
心配する理由としてよく挙げられるのが、将来結婚するときに、お嫁さん(になる予定の女性)から嫌がられないだろうか?
そもそも舅・姑がいる男の子は結婚できるのかどうか?ということを非常に気になるということです。
実際のところは、人によるというしかありませんが、都市伝説級にひとりっ子にはいろんなイメージがくっついているので
安心できないというのがママの本ののところではないでしょうか?
ここでは、ひとりっ子の男の子の性格の傾向、コミュニケーション力の育て方、親の関わり方についてお伝えしていきます。
ひとりっ子の男の子は恋愛できない?
ひとりっ子のイメージってどうも良くありません。
わがまま・マイペース・束縛きつそうなど恋愛する上で、デメリットになりそうなイメージがついているのがひとりっ子の男の子だと思います。
でも、言わせてもらいますが、これ、全ての一人っ子に当てはまる訳ではありません。
確かにマイペースではある(←うちの子の場合)と思いますが、ひとりっ子だからといって全ての人に当てはまる訳ではないということを知ってほしいと思います。
確かに、お付き合いするとなると、その人の家族について気になるとは思います。
ですが、あくまでお付き合いをするのは本人だけですから、まずは『ひとりっ子はこんなひと』というイメージを取り払うことが必要です。
ひとりっ子の親も一人っ子についてのネガティブなイメージを持っていることがあります。
子供の性格は、遺伝と育つ環境、身長や体重といった外見的な要素によって決まります。
もし、ひとりっ子のネガティブなイメージが気になるようなら、遺伝的要素は変えられないので、親の育て方で性格を決めることもできると思います。
子供の性格ををみる方法〜シュタイナーの4つの気質とは〜
子供の性格をみる方法として「4つの気質」というものがあります。
4つの気質とは、シュタイナー教育で大まかに人の気質を分類する方法です。
気質は以下の4つに分けられます。
胆汁質ー火
・意志が強く自己主張も強い
・行動力・決断力がある
・周りと衝突しやすい
・認められるとやる気が出る
憂鬱質ー土
・ネガティブ
・一人が好き
・傷つきやすい
・自分の内的世界に興味がある
粘液質ー水
・食べることが好き
・自由にさせると伸びる
・言われたことはきちんとやるが時間がかかる
・コツコツと頑張れる
多血質ー風
・色々なことに興味と関心がある
・ポジティブで楽天的
・元気、陽気
・集中力が長続きしない
・人当たりが良く面倒見もいい
気質でわかるのは子供の性格だけではありません。親の気質をみることもできます。
親・子、両方の気質を見ることで、親子の相性もわかります。
例えば、息子と私の相性を見ると
息子ー粘液質
私ー胆汁質
になります。
息子と私はちょうど正反対の性格なんです。なので、正直にいうと息子の行動がよくわからないと思うことがよくありました。
思ったらすぐやろうとする多血質の私と、ゆっくりじっくり確認してからやっと行動を起こす息子。今でこそ理解できるし、分かり合えるようになりましたが、息子の言葉が遅かったせいか、自分自身では息子がなぜやろうとしないのか?その理由がわからずやきもきすることもしばしばありました。
これはいい、悪いということではなくて、ざっくりとした性格の傾向を見るのにいいと思います。
詳しくはこの本を読むとよくわかると思います。
子供同士のふれあいを増やす
ひとりっ子で心配なことは、他のことうまくやっていける子に育つかどうかだと思うのです。
そういった心配があるのなら、同じ年代の子供、また異年齢の子供同士のふれあいを増やすといいでしょう。
ひとりっ子は、日頃大人と多くの時間を過ごします。そのため、大人とのコミュニケーションを好む傾向があるのだそうです。
実際うちの子も、学校へ行っても、お友達とではなく、先生とばかり喋っていたことがありました。
うちの子は、自分より年下の子供がとても苦手です。今でこそだいぶ良くなりましたが、2、3歳の頃は、息子より小さい子から、泣かされることが本当に多くて、私が泣きたかったくらいです。
本当は、同い年くらいの子には興味があるはずなんですが、緊張したり、観察してたりするばかりで、子供同士のやり取りがうまくいかないこともあるかもしれません。
それは経験が足りていないだけで、これから経験を重ねることで楽しく遊ぶようになってくると思いますよ。
ひとりっ子の親が気をつけることは?
ひとりっ子を育てる親が気をつけることは『過干渉』です。
ついついやってしまうのが、心配なあまり、色々な習い事をさせたり、子供が失敗しないように先回りしてやってあげたりすることではないでしょうか。
そうすると、親にやってもらうことが当たり前になり、受け身な姿勢を知らないうちに子供が身につけることになります。
ひとりっ子は両親の関心をひとりで引き受けます。愛情いっぱいで育つ反面、大きすぎるプレッシャーで心にモヤモヤを抱えて、ひとりで発散できない子供もいます。
なので、親も子供だけに集中するのではなく、時々、目を逸らしながら、みてみぬふりをするくらいでちょうどいいと思います。
親の過干渉があると子供にはこのような影響があります。
受け身になる
やる気を失い無気力になる、
自分で判断ができなくなる、
責任を他人に押し付ける、
自己肯定感が下がり人間関係をうまく築けない
ひとりっ子の親は子供への関わりが過干渉になっていないか、特に気をつける必要があると言えます。
親が子供に過干渉しないために気をつけること
親が過干渉にならないために必要なことは、待つことと、失敗してもいいとおおらかになることです。
親が過干渉になってしまう理由は、子供に失敗をさせまいとする親心から来ています。一見いいことのようですが、子供の意欲を奪う行為なので親は細心の注意を払って気をつけなくてはいけません。
子供は失敗から学びます。失敗することで、どんどんうまくいく方法を子供自身が自ら考えて答えを出すようになるのです。
先回りしたり、教えすぎたりすることはなるべくしないで、子供が答えを見つけるまで辛抱強く待ってあげることが親に必要なことだと思います。
自分で自分のことを幸せにできる子に育てよう
結局のところ、幸せというのは人それぞれ形が違います。なので、何が幸せかはその人自身が決めていくものだと思います。
決断力や行動力は日々のちょっとしたことでも鍛えることができます。自分で決めたことは、大変でもがんばれるのではないでしょうか?
たまには子供に決めさせて、それに親が乗っかることもいいかもしれませんよ。