「子育てが大変すぎる」「育児がうまくできない」出産後、一度は誰もが感じることではないでしょうか?
やこのような感情だけでなく、やる気が出ない、食欲がわかないといった症状が、産後1ヶ月以降も続くようなら育児うつを疑うといいかも知れません。
育児うつとはどんなものなのでしょうか?
産後うつになる原因は?
産後うつは、産後の女性ならなる可能性があります。
性格的な傾向としては、
・感じやすい傾向がある ・責任感が強い ・完璧主義 ・頑張りや
と言った傾向が見られるようです。
産後うつのきっかけになる原因は、主に
・孤立 ・子育てに自信を失う
ことがきっかけになり起こるようです。
ワンオペでの育児、子育ての不安やできないことを相談したり、手助けしてくれる人や場所がないことで不安を解消することが長期間できないことにより産後うつは起こりやすいと言っていいでしょう。
産後うつを防ぐためのママへの関わり方は?
『やわらかく』育児を考えよう
何をしても泣き止まない、何をしても寝ない、離乳食を食べてくれない・・育児をしているとたびたびこう言った経験をすると思います。
そんな時真面目なママほど「自分がうまくできないからだ」と自分を責めがちです。
基本的に『子育ては思うように行かないもの』で『子供は自分が育ちたいようにしか育たない』もので、『普通はその子によって違う』ものなのです。
ママがそう言った心境になるのに産後6ヶ月以上かかるようです。
子供はいつまでも小さいままではありません。1年と少しくらいで歩くまでに成長します。
成長と共に子育ての大変さは変わっていきます。気持ちが沈んでいると今の状況がずっと続いてしまうんじゃないかと悲観的になってしまうかも知れませんが、明日は明日の風が吹くように育児の状況も変わっていくと思えると落ち込みから逃れることができるでしょう。
ひとりきりで育てない
専業主婦だけでなく、仕事を持っていてもほぼワンオペ状態で育児をする人も少なくありません。
産後うつはがんばりすぎてうまく行かない時、ママの心の不安や負担を解消することができないことをきっかけに起こることが大半です。
育児はママだけがするものではありません。
産後うつだけでなく、出産を機に夫を嫌いになる女性が7割を超えているという調査結果があります。いわゆる『産後クライシス』です。
産後クライシスはパパが育児に無関心だったり、協力してくれなかったり、子供にもママにも関心を持たないなど、夫婦間の育児への温度差が違うことがきっかけで夫婦仲が悪化しまうことです。
多くの男性に私は伝えたいのですが、『産後の恨みつらみは産後を過ぎてもずっと尾を引く』と言うことです。
産後のダンナさんの態度や言動、行動をママはすっごい記憶力で覚えています。
例えば、
夜子供が泣いても起きない おむつをかえてくれない 子供を抱かない 子供と遊ばない 子供に話しかけない
このような態度をとっていると、ママのパパへの気持ちはほぼない状態まで下がります。ほんとですよ!
産後クライシスは夫婦関係に深刻なまでの溝を作るだけでなく離婚の原因にもなります。
たとえ子供が一人だとしても子育てを完全にママひとりで育てることは夫婦関係だけでなくママにとってもきついことなのでパパの協力なしにはできないことです。
パパが多忙により育児に協力できないときは親の協力や保育園の一時保育なども利用すること。
育児をひとりきりでがんばることはママの心身の負担を減らし、産後うつを減らすと言う観点からもするべきでなはいでしょう。
つらさや不安によりそってあげる
産後はママの体のホルモンバランスも目には見えませんが目まぐるしく変わっている時期でもあります。
ホルモンバランスだけでなく体だって修復中なわけです。眠れない、休めないと言った生理的な欲求を満たせないこともあり、ママの精神状態もネガティブになる条件が産後はたくさんあります。
いっけん、元気なようでもそうではないと言うことを知っておくだけでもいいですよ。
子供を作る20〜30代の男性は多忙なことが多く、ついつい育児やママより仕事へ気持ちが向いていて、また多忙がゆえに子供もママにもそっけなく対応することもあるかも知れません。
が!ママのつらさに寄り添ってあげられるのは、家族であるパパの責任です。
友達に電話すればいいじゃん!とか言っちゃうパパがいますが、産後に電話をかけて、ママの気がすむまでおしゃべりするには、子供をママ以外の人が見ていてあげないとできません。
ついつい言っちゃいがちなひとことかもしれませんが、ママはパパの思いやりのない言葉を死ぬまで覚えてるので(←私だけ?)ついうっかりだけでは済まないかもしれません。
こう言ったパパのひとことがセックスレスや仮面夫婦さらには離婚といったことへのきっかけになりかねません。
産後のママはひとりきりで孤立しやすいだけでなく、話し相手はパパだけしかいないこともあると思います。
そう言った寂しさを抱えて解消できないことも産後うつのきっかけになります。なので、ちょっとしたことでも、しっかりママの顔を見て話を聞いてあげること、不安な時、寂しい時、つまらないことでもただうなずいてあげるだけでもいいんです。
ママの気持ちを穏やかに癒してあげるのもパパの役目だと思います。
男なら自分の女を守ってナンボ!くらいの気持ちが欲しいですよね〜ええ希望ですけど(笑)
自分が・妻が産後うつかもしれないと思ったら
眠れない・食欲がない・やる気が起きない・落ち込みがひどいと言った症状は産後うつの症状でもあります。
また、物事を決められない・好きだったことも楽しく感じないといった症状も見られ、本人もできないことが増えつらいと感じてしまうことも多々あるようです。
一見するとダラダラ休んでいるだけのように見えることもありますが、産後の女性が以前と違って落ち込んでいる様子が見られるようになったら要注意です。
産後うつは病気です。産後の女性なら誰でもなる可能性はあります。
産後は食事や睡眠といった基本的な欲求が満たされないことに加え、子育てがうまく行かないことに悩んだり落ち込んだりすることで起こります。
産後のママを一人きりにしないこと、毎日話をただ聞いてあげること。育児を共有することでママへの育児負担が減り、産後うつを防ぐことができるはずです。
ママもつらい時は我慢せずにSOSを発信することが必要ですよ!