ひとりっ子ママがうらやましい・・・その理由は
ひとりっ子のママがうらやましい・・・時々そう言われることあります。私、ひとりっ子のママなので(笑)
39歳で不妊治療してやっとひとり子供を産むことができた私からしたら、2人、3人と産んで育てているママは、いいなーすごいなーと思います。でも、私、もう産めないので、二人目の選択肢はありません。
時々「楽でしょー」とか「時間があっていいねー」と言われたりしますが、ひとりっ子だと、兄弟が多い家庭より楽かもしれません。今は、ですよ?子供は小さいうちは、やはり大変でした。
子育ては何と言っても「ママの労力」が半端なく必要です。
ママも産後は体力がなかったりするので、子供いるっていうだけでとても大変になってしまうのはしょうがないことです。
このブログでは、ひとりっ子のママをうらやましいと思ってしまう理由を考えてみます。
兄妹が欲しい。けど産んでみて後悔。
このブログを読んでいるあなたには兄弟がいますか?
ちなみに私は2つ歳の離れた弟がいるんですが、ママとパパに兄弟がいるかどうかで、ひとりっ子か、兄弟を作るかどうか分かれるような気がしています。
また、夫婦の年齢が若いと、2人目、3人目と、想いもよらず授かることもあるような気もします。
ひとりめを産んだ途端、『二人目はどうする?』と言われることが増えるんですよね。
産後すぐだと、大変なのでなかなか2人目をすぐ・・・とは思わないののに、世間は急かすんですよね!
そして、周りを見回すと、兄弟のいる家庭がほとんどです。
「みんな2人いるから、兄弟がいた方がいいし、産むか!」と産んでみると、そこで初めて思うのが、
『子供、二人いなくてもよかったかも・・・」という想いなんだと思います。
みんながそうだから産む、それで後悔するパターンの多くは
「自分の状況を冷静に判断することなくなんとなく、イメージだけで決めてしまった」
ために後悔することになってしまうのだと思います。
私自身、兄弟を作ってあげられるなら、作ってあげたいと思っていました。
でも、高額な不妊治療を何度も受けなくてはいけないこと
出産も帝王切開で産み、
子宮筋腫摘出の手術でお腹に十字の傷もあり、
また、年齢も40歳を過ぎており、出産するとなると腹部が破裂するリスクもあったので、選択しませんでした。
できなかった、が正しいかもしれません。
私の例は極端かもしれませんが、やはりよく考えて、安易に産んでしまわないこと。
『産まない』という選択肢もアリだということを、頭の片隅に置いておくことが後悔しないために必要ですね。
子育ては思ったよりもつらい
子育ては、産むだけでなく、何十年も子供を育てていくことになります。
子育てって、そう楽しいことばかりじゃありません。楽しいことより、手がかかったり、毎日同じことの繰り返しで、正直、単調で退屈なこともあります。
子供はね、可愛いんです。多分、ほとんどのママさんが「子供はかわいい!」って思って育てていると思います。
でも、『育児、子育てが楽しい』というママは、少ないか、あまりいないんじゃないかと思います。
実際、子育てがつらくて、一人になりたくて早く職場復帰したり、仕事を見つけて保育園へ預けて働き出すママも少なくありません。
でも、働いたら働いたで、ママが大変になることもあるので要注意です。
ママたちの中にも、「私には母親が向いていない」という人もいます。
ママになるって誰でもなれそうですが、向き不向きが産んでみないとわからないのが怖いところですね。
ひとり子供を産んで育ててみて、大変すぎると感じるようなら、二人目はよーく考えて産むことをオススメします。
母性が女性の全てにあるって私は幻想だと思っています。
どんなママでも、小さくて死にそうな子供をマニュアルなしで育てるのに必死で、その姿が母性と捉えられているだけだと思います。
子供を産んで、育てるあなたが、産むことも、育てることも決めるべきだと思います。
自分の時間が取れないのもつらい理由のひとつ
子供を産んでつらい、と思うことの理由の一つが自分の時間が取れないことだと思います。
育児は、子供の時間に合わせてあげなくてはいけませんよね?
寝る時間も、食事の時間も、お風呂も、トイレすらも、子供のご機嫌や、隙を見てしなくてはいけないので、ママは当然ストレスがたまります。
子育てをする上で仕方のないことではあるんですが、それまでできていたことができないストレスは相当なものです。買い物するのも本当に気を使いますもんね〜。
多分、妊娠中くらいまでは、ママはとっても自由な時間をすごしてきていると思います。
それが子供を産んだ途端に不自由になるのは、誰だってイヤだと思うんです。
ママのいる環境によっては、ひとり時間を作るのが難しいこともあると思いますが、一時保育やベビーシッター、両親の手を借りて自分の時間を作ることをしてあげるといいですよ。
ひとりっ子が羨ましいと感じるなら。
ひとりっ子のママが羨ましくて、子供を産んだことを後悔してしまう時、きっとあなたは育児に疲れているんだと思います。
育児って、大変ですよ?特に、子供6〜7歳になるくらいまでは手もかかるし、それ以降も、小学校になれば、学校との関係でママは多忙になることもあります。
子供によっては聞き分けのいい子ばかりじゃないし、元気な子を体力のないママが相手するのも楽じゃないし、子供と遊ぶのが苦手なママだっています。
いろんなママがいて子供がいるので、正解がないのが子育てです。
マニュアルがないのも大変ですよね。あると楽なんだけど。
子育て中のママは、本来、安心、安全あるはずの生活自体が脅かされていることもあります。
自由に使えるお金がなく、ゆっくりする時間も取れず、無理しているのを誰にも言えず、一人抱えているんですよね。
でも、正直に言ってみるといいんじゃないかと思うんです。
育児が大変で、もうやめてしまいたい!って。
男は仕事漬けで女性は専業主婦で子育てする、昭和な価値観が私たちの心に深ーく染み込んでいて、その社会モデルの中で生きていくのがみんなつらくなっているのだと思います。
まとめ
ここまで、ひとりっ子のママを羨ましいと思ってしまう理由を考えてみました。
子供を産んだママは、社会的なモラル、特に『母性』を求められ、それが苦しいのだと思います。そして、それを分かち合うことができないのがもっと苦しいんですよね。
ひとりっ子のママだと、子育ても、自分のこともできて楽しそうに見えているのかもしれません。
産んでしまったものは育てないといけないので、自分がしてしまったこととして、後悔はあっても育てているあなたはエライ!と思いましょう。
後悔するより、他人をうらやむより、これからどうするかを考えていくのが幸せになるコツかもしれません。